ココナッツウォーターとココナッツミルク、間違えやすいけど別のもの! 違いと特徴をご紹介

ナレッジ・豆知識

「ココナッツの飲み物」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか? 透明な液体? 白い液体?

実はこの2つ、「ココナッツウォーター」と「ココナッツミルク」というまったく別のもの。この記事では、その違いとおすすめの楽しみ方をご紹介します。

ココナッツの実の中の透明なジュース「ココナッツウォーター」

ココナッツウォーターは、まだ若くて緑色のココナッツの中にたっぷり入っている透明な液体です。ほんのり甘く、すっきりとした飲み口が特徴。カリウムやマグネシウムなどが含まれているので、暑い国では昔から「天然のスポーツドリンク」として親しまれてきました。

現地では、ココナッツの実に穴を開け、ストローを差して飲むのが定番。ナタや大きな包丁で上部を切り落とすこともあります。飲み終えたら殻を割って、中の柔らかい果肉をスプーンですくって食べるのも楽しみのひとつです。

ココナッツの果肉を絞った白いミルク「ココナッツミルク」

ココナッツミルクは、茶色く熟したココナッツの白い果肉から作ります。まず、硬い殻を割って果肉を取り出し、細かくすりおろします。それを水と混ぜて揉み、布やフィルターでしぼると、白い液体が取れます。これがココナッツミルクです。

このとき果肉の粒はほとんど取り除かれるため、口当たりはなめらか。まろやかでコクのある風味と、ほんのりした甘みが魅力です。タイカレーや南国風スープなどのまろやかさを出したり、南国風プリンなどのスイーツにも欠かせません。「ミルク」という名前ですが乳製品は入っていないので、乳アレルギーの人でも安心して楽しめます。

それぞれ違うおいしさがある

ココナッツウォーターは、冷やしてそのまま飲むのが一番。特に運動後や夏の暑い日、汗をかいたあとにぴったりです。
一方のココナッツミルクは、デザートとしてそのまま飲むのはもちろん、スムージーやシェイクに加えれば、コクが増して一気に南国風のリッチな味わいになります。料理やスイーツにコクを出すのに使うことも。

実の中に入ったミルクは……演出かも

ココナッツウォーターは透明でさらっと、ココナッツミルクは白くてとろっと。見た目も風味もまったく違う2つですが、どちらも南国らしい魅力を持っています。気分やシーンに合わせて選べば、日常のドリンクや料理がちょっと特別になるはずです。

ちなみに、さきほども書きましたが白いココナッツミルクは果肉部分をしぼって作るので、ココナッツの実を割ると入っているわけではありません。ココナッツの実の中に白い液体が入っている写真や映像を見かけたことがあるなら……それは演出用かも。

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